冬になると「部屋が寒い」「暖房代が高い」と感じる人は少なくありません。
その原因の多くは窓の断熱不足にあります。
この記事では、格安DIY二重窓から本格的な内窓まで、価格ごとの効果を比較し、どのレベルがどの程度の節約効果を生むのかを分かりやすく解説します。
二重窓は本当に効果があるのか?
窓は家の中で最も熱が出入りしやすい場所です。暖房の熱は約50%が窓から逃げ、夏は約80%の熱が窓から入り込むと言われています。
そのため、窓の弱点を補強するだけで冷暖房効率が大きく変わり、結果として電気代の節約につながります。
二重窓は既存の窓の室内側にもう一つの窓を設けることで、空気層という断熱材を追加する仕組みです。この空気層が熱の移動を大幅に抑え、冷気や熱気の侵入を防いでくれます。
「本当に違いが分かるの?」と思うかもしれませんが、実際は体感できるほど室内環境が変わるケースも多く、特に冬は効果が分かりやすい対策です。
① 最も安い「格安DIY二重窓」
ホームセンターで買える材料だけで作れる、最も手軽な二重窓です。
数千円程度で導入できるため、節約対策としては最も敷居が低い部類と言えます。
プラダンやプラスチックレール(上)とプラスチックレール(下)を使って窓を二重構造にし、冷気の侵入を抑える仕組みです。簡易的ではあるものの、窓周辺のヒヤッとした空気を弱めてくれるため、小さな部屋やワンルームなどでは体感差が出やすい傾向があります。
費用が安いかわりに気密性は高くありませんが、「まずは安く試したい」「部屋がどれだけ変わるのか確かめてみたい」という人には最適です。
② DIYキットの二重窓
中間価格帯の二重窓です。
二重窓作成キットは、既製品ほど高価ではないものの、見た目の仕上がりや断熱性能は格安DIYより一段上になります。
フレームや中空ポリカーボネートを自分でサイズ調整をして取り付けるタイプです。
メーカーの測定値では、熱貫流抵抗(R値)が約2.4倍に上昇するデータもあり、格安DIYより明確に断熱効果を感じられる傾向があります。
費用と効果のバランスが良く、「そこそこ見た目を整えたい」「断熱性能をしっかり上げたい」「でも既製品ほどの予算は出せない」という人にちょうどいい選択肢です。
③ オーダーメイドの内窓
リクシルなどが提供する本格的な内窓です。
価格は高いですが、断熱・遮音・結露対策の全てが最も優れているタイプで、住宅の性能向上リフォームとしても広く採用されています。
樹脂フレームを使用しており、アルミの1/1,000の熱伝導率しかないため、熱をほとんど伝えません。さらにガラス+空気層の組み合わせで断熱性能が飛躍的に上がります。
メーカーの測定では、
- 暖房に使う灯油量が約20%削減
- 遮音性能は最大-40dB
といった具体的な効果が示されています。
「長期的に冷暖房費を下げたい」「結露に悩んでいる」「快適性を根本から改善したい」
こうした人には最も投資価値が高い選択肢です。
3タイプ比較まとめ
二重窓は「価格が上がるほど性能も上がる」構造になっています。
格安DIYはとにかく安く試せるメリットがあり、DIYキットはコスパと性能のバランスが良いタイプ。
既製品内窓は断熱・気密・耐久性のすべてが最も高く、防音効果まで得られます。
どのレベルを選ぶかは、費用・見た目の仕上がり・欲しい断熱性能・防音の必要性。この4つで決めると失敗しません。
| 種類 | 価格 | 効果 | 気密性 | 耐久性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 格安DIY二重窓 | 1,700円〜 | 小 | 小 | 小 | とりあえず試したい |
| DIYキットの二重窓 | 17,000円〜 | 中 | 中 | 中 | コスパ重視、見た目も整えたい |
| オーダーメイド内窓 | 37,000円〜 | 大 | 大 | 大 | 本格的に冷暖房費を減らしたい |
最終的にどれを選ぶべき?
予算・目的で選ぶのが正解です。
- 格安DIY二重窓:とりあえず寒さを和らげたい
- DIYキットの二重窓:コスパ良く断熱と結露対策をしたい
- オーダーメイド内窓:暖房費の節約効果を最大化したい
窓の断熱は「今後ずっと効く節約」なので、長期的には既製品の投資価値が高いですが、まずは格安DIYで体感差を確かめるのも十分にアリです。
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